まだまだ真夏 with KP
空や雲を撮りたいときはどうしても電柱や建物等のない広い空間を探す。すると自然にこんなスーパーの駐車場とかになってしまうことが多い。田舎なのでさほどの高層建築とかは無いのだけど、それでも普通に見上げただけだと電柱やら電線やらが多い。ヨーロッパがどこでも絵になりやすいのは電柱や電線や看板がないというのがポイントかもしれない。ちなみに看板が許されるのは薬局とパン屋さんだけ。食い物と緊急時に限っているわけでこの方針は分かりやすいね。
でもその欧州の人達に言わせると、香港や新宿の繁華街などにはすさまじいほどの看板や電線があって、これはこれで彼らにとっての異国情緒を大そう刺激するものらしい。シックな街並みに住む人にとってはケバケバしいほどのネオンサインの洪水が好まれるというわけだ。これは反対もしかり。つまりどちらも無い物ねだりなんだろうな。
ただこれはどちらも一時的なというか、旅行などの物見遊山として珍しいものを見たがるということだと思う。結局は自分が育ったバックグラウンドに愛着を持って帰っていくのだろう。モロッコで電気ガス水道、そういったライフラインの一切無いところに住んでいる家族をみたが、小さい子供もいて日々の生活がそこにあった。不便だから便利なところに引っ越すというわけでもないようだった。でも小さな太陽光発電のパネルにはラジオが繋いであったし携帯電話は普及していた。
