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2年前の台風で勾玉池の水位が想定を超えて出来たばかりの遷宮館に浸水し、そのための復旧工事がなんと丸2年も掛かっていたのだけど、ようやく来月の7日にオープンの運びとなって取り囲んでいた工事用のフェンスが取り払われた。
こうしてみると以前と何も変わらないように見えるが、なんと工事中はこの写真で見える湖水部分はいったん完全に埋め立てられ大型の重機がそこを往来していたのだ。なのでボクはてっきり以前とは違った形で池に面することになるのかなと思っていたが、いったん埋め立てたものをまた掘り返して元通りの池にするとは。さすがは余裕のある神宮だ。
しかしこの遷宮館、地元民にはあまり評判がよろしくない。以前にも書いたけど設計などは全て東京の業者が行っていて、そのせいだろうと思うのだけど、この勾玉池の湖畔が地元民の憩いの場所であったことは全く考えられていない。よそからやってくる人たちに向けての新たな観光資源にはなったけど、戦前から脈々と続く外宮の勾玉池の湖畔での市民の安らぎは失われてしまったといえる。
なんだか大型のショッピングマーケットが出来て、市内にあった個々の路面店が立ち行かなくなっていったのと推移が重なって見える。市井の商業におけるUSA
対 EUとも言えるな。
