*** テキトー絵日記 ***

2019/12/06(金)

久しぶりに引っ張り出したレンズベビー

久しぶりにレンズベビー with K10D

今日は寒かった。午後2時の外の気温が9度と一桁代だった。おまけに北風も結構強く吹いているので自転車での体感温度はさらに低い。いよいよ冬が始まったなと実感せざるを得ないような日だった。手袋も出しておかなくっちゃね。

PC内にある過去の写真を見ていたら、を!これは面白いんじゃないかい、と思えるようなものがあって、よく見たらそれらはトイカメラというモードで撮ったものだった。そうか、トイカメラか。じゃあそんなモードを使わずともレンズベビーを装着したままになっているK10Dを持ち出せばいいんじゃないかとさっそくこれで撮影してみたのが今日の写真。

このレンズベビー初代機はシンプルなレンズが蛇腹の鏡胴に支えられているというもの(交換レンズ)で、ピントはこの蛇腹を押したり引っぱたりして合わす。周辺光量はもちろん落ちるし周辺のピントも流れてしまう。その度合も蛇腹の抑え方いかんによる。つまり露光量以外は完全なマニュアルということになる。なのでその気になれば全てが流れてしまってグニャグニャな訳の分からない絵にすることも出来る。

今日の新聞にAIの研究の一環で、なにをどうやっても負けるオセロをするAIプログラムというのが紹介されていた。絶対に負ける相手じゃ面白くないかと言うと、全然そんなことはなくて、むしろ人気のゲームになりつつあるんだとか。

AIとまで言わなくても、コード進行とプレイヤーを誰々風と指示すれば、あまり違和感のないアドリブソロを即座に演奏してくれるシーケンサーはすでにある。従来のPCプログラムでこの程度のことが実現出来るのだから、未来型のAIにかかればその人そのものじゃないかと思うようなアドリブソロを演奏するのは難しくないと思う。

ただね、どういうわけか、この手のものは面白くないのだ。それはミスったりドジったりしないからかもしれない。完璧なものにはこちらの興味が持続しないようなのだ。だとすれば実は適度な効率の悪さこそが究極の目的地ということなのかもしれない。

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