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新聞の投書欄に、長年日記をつけているという人から「日記の最初にその日の新聞の一面の見出しも載せておくと、あとから備忘録として振り返った時に時事問題も含めてそのときの世相がよく分かってよい」というような趣旨の投稿があった。
なるほどねえ、と思いボクも真似しようとしたがそこで問題。新聞の一面に掲載される大きな見出しは大抵2つか３つほどなのだけど、これが産経と朝日では結構違うのだ。もちろん大事故や大事件などの場合は違わないのだけど、そうではない場合、例えば今日の一面だとそれぞれの一番大きな見出しは、
産経「投資減税で成長促す」
朝日「ヘイト刑事罰条例成立」
まあ、たしかにどちらも今の時事問題ではあるのかも知れないが。
ではその他の一面の見出しはというと、
産経「関空 4000万人受け入れ」、「国・数記述式見送り」
朝日「トイレ使用制限『違法』」、「自衛隊派遣『期限1年』」
とまあ全然違う。
この二紙を読み比べるようになってから結構長いのだけど、もしどちらか一方だけしか読んでなかったらそこから得る情報というか、その情報が醸し出す背景のムードといったようなものは全然違ってくると思う。
週刊誌でも新聞広告で見る限りでは、文春と新潮は似たようなことが多いのだけど、大手の新聞のトップニュースがここまで違うとはねえ。改めて、新聞に出ているから正しいとなんでも鵜呑みにすることは出来ないと思うのでした。まあそんなことを言うと、テレビで言っていた、がどこまで本当か、それも怪しいのですけどね。例えそれがNHKであっても。
