with KP
ただいま室内で避寒中のハイビスカス。この避寒というのは英語で何と言うのか調べてみたらwinteringだそうだ。へえ〜、知らなかった。じゃあ反対の避暑はsummeringと言うのかと調べてみたら、その通りで合ってた!へ〜!へ〜!へ〜!。
この避暑というのはsummering以外にもvacationingという言葉も出ていた。心をカラ(vacant)にして心機一転するということだな。ここまでくれば各国語では何というのか調べてみたくなる。すると、
イタリア語「Vacanze estive(夏のバカンス)」、フランス語「Vacances d'ete(夏のバカンス)」、スペイン語「Vacaciones
de verano(夏のバカンス)」と全て同じニュアンスだ。つまり暑さを避けるのじゃなくて、暑いからバカンスに行くということなんだな。もっと言うと暑いときはアタマも体もカラッポ(vaco)にするということのようだ。
調子に乗って避寒のほうも調べてみたが、こちらは特に決まった用語が無いようで「寒い」とか「寒い時期」とかの直訳用語しか無かった。まあ寒いときは家の中でじっとしていて、暑いときは出かけなさいということなんだろうな。
********************百人一首 その22******************
吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ
<文屋康秀>
「ふくからに あきのくさきの しおるれば むべやまかぜを あらしというらん」
<ふんやのやすひで>
【解説】山から風が吹くと、すぐに秋の草木がしおれてしまうので、なるほど、だから山から吹き下ろす風のことを「あらし(「嵐・荒らし)」というのだな。
「吹くからに」=吹くとすぐに。「むべ」=なるほど。山+風=嵐。このように漢字を組み合わせて歌を詠むのが平安時代に流行った。
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