********************百人一首 その26******************
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ
<貞信公>
「おぐらやま みねのもみじば こころあらば いまひとたびの みゆきまたなん」
<ていしんこう>
【解説】小倉山の峰の紅葉よ、もしも人の心があるのならば、今一度、天皇がいらっしゃるまで散らずに待っていておくれ。
貞信公とは死後に仕事の成果をたたえて贈られた名前で、本名は藤原忠平(ふじわらのただひら)。「みゆき(御幸)」とは天皇が外出されることを言い、伊勢市内にも外宮内宮間に天皇が往復される「御幸道路」がある。ストレートで分かりやすい歌だ。
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