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超理系コミックがウリ文句の「US-2 救難飛行艇開発物語」の第三巻がやっと発売になり面白く読了した。こういうのを読むとつい新明和工業の株も持ちたくなるが、調べてみると同社の実際の営業内容はダンプカーや立体駐車場設備などが主要なようだ。まあ確かに自衛隊相手に大型飛行艇をバンバン生産しているはずもない。防衛装備産業のツライところでもある。
やっと発売になった第三巻だけど、この開発ストーリーも次の第四巻で完結となると予告されてはいるが、その発売の予定はというと、なんと来年1月の末だそうだ。いやはや。
もう一方のコミックで楽しみにしている「空母いぶき」は作者のかわぐちかいじ氏の体調不良などもあり本来の昨年末発売が大幅に遅れている。こっちの内容は近未来フィクションなのだけど中国の覇権主義から言ってあり得ないとも言い切れないハナシなのが興味をそそる。
しかしこれだけ間隔が空くと内容把握のために少し前から読み直さないといけなくなって、それが却って熟読の良い結果に繋がりそうだ。映画では結構安易にハナシを終わらせていたのでコミック版での戦闘終了がどういう形になるのかこれも興味深い。
********************百人一首 その29******************
心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花
<凡河内躬恒>
「こころあてに おらばやおらん はつしもの おきまどわせる しらぎくのはな」
<おおしこうちのみつね>
【解説】あてずっぽうに折るなら折れるでしょうが、真っ白な初霜が一面に降りて、見分けがつかなくなっている白菊の花を。
空気が冷たく澄んだ早朝の庭に出ると、庭に咲く白菊の上に初霜が降りている。「白菊の花を手で折ろうにも、霜と白菊の区別がつかない」と歌っている。もちろん区別が付かないわけではなく、これはこの時代特有の想像重視の大げさな表現。
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