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今日の写真は待ち構えて撮ったのではない。カメラを片手にぶら下げながら近所のスーパーまで歩いて買い物に行った帰り道、ちょうど踏切に差し掛かったときに向こうから走ってきたのだ。タイミングは向こうからやってくる。アンリ=カルティエ・ブレッソンの「決定的瞬間」論だな。
今日はよく晴れて伊勢市の午後の温度の実測値は11度だそうだ。この気温に日差しは関係するのかな?たしか百葉箱というか(古っ?)、今で言う気象データの観測機器は日陰にあるはずだから日差しは直接関係しないと思うので、実際の日向の体感温度はもっと暖かいはずだ。まあ、なにより青空が嬉しい。
母に頼まれていた手指殺菌用の除菌スプレーを買いに行った。ドラッグストアの入り口に使用中のそれがあって店の人が側にいたので、そのスプレーを指差しながら「これをください」と言ったら「ひと月前から注文しても入荷しないんです」とのことだった。あー、やっぱりそうか、品不足はマスクだけじゃないんだな。
家に帰ってからこの除菌アルコールスプレーのアルコールってどういうものか調べてみた。そしたら80%エタノール液のことだと分かった。手元に無水エタノールがあるからこれを80ccと水を20ccで作れそうだ。でもたまたま手元に無水エタノールがあったからなんだけど、もし今これを買いに行ったら、やっぱりこれも売り切れだったりするのかな?
********************百人一首 その35******************
人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける
<紀貫之>
「ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににおいける」
<きのつらゆき>
【解説】あなたの心は昔のままかどうかわからないが、昔馴染みのこの里では、梅の花が昔と変わらない香りで咲き誇っている。
長谷寺に来た紀貫之が久しぶりの宿を訪ねた。宿の主人からしばらくぶりであることを告げられた貫之は庭に咲いていた梅の花の枝を折り、この歌を添えて手渡した。これに対して宿の主人は「花だにも
同じ心に 咲くものを 植えたる人の 心知らなむ」(花でさえ昔と同じ心で咲くのに、植えた人の心もわからないのでしょう)と返した。宿の主人の勝ちだな。
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