*** テキトー絵日記 ***

2020/02/20(木)

木曜日

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ここ数日の中では暖かいほうで、歩いている途中でこんな光景をみると春が近いのを実感する20200220と遊び心のある日付の今日。

今日は木曜日なので午後は2週間ぶりに図書館。いちおうイタリア語の自習教材も持っていったのだけど、2週間前にちょっと見た芸術新潮の今月号の特集「ラノベ日本書紀」が面白く、結局、今日の2時間弱はこの本を読むだけで終わった。

第一巻と第二巻の神代の部分は別にして、日本の正史といわれる部分を超簡略に面白おかしく壬申の乱まで”ラノベ調”で書いてある。しかし今まで古事記と日本書紀の違いなどには全然無頓着で、どちらも大昔のことだろうぐらいにしか思っていなかったのだけど、神話に連なる初代天皇である神武天皇から比較的資料も揃っている壬申の乱まで大雑把に言うと西暦0年から以後700年間くらいのハナシだと知った。

とすれば、これエジプトや中国の古代文明までを持ち出すまでもなく、出来事としては古代ローマ時代よりもはるかに新しく、ちょうど新生ローマ帝国が発足してから東西に分裂するまでの時期に匹敵する。考えようによってはまだ2000年未満の昔なのだ。と地中海沿岸の諸国に今も点在するローマ遺跡や、一昨年のエジプト旅行で見聞したものとつい比べてしまうのだった。

********************百人一首 その36******************

夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ
<清原深養父>

「なつのよは まだよいながら あけぬるを くものいずこに つきやどるらん」
<きよはらのふかやぶ>

【解説】夏の夜はとても短く、まだ宵の口だと思っていたらもう夜が明けてしまった。月は雲のどの辺りに宿をとっているのだろうか。

清原深養父は清少納言の曽祖父で琴の名手。しかしいくら夏の夜は短いとはいえ、明け方まで遊んでいたのだなあ。今も昔もミュージシャンは夜型ってことか。

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