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これは冷たい雨が降り続く今夜の町内。このファイル名をrainynightとしたら思わず昔流行ったOne
rainy night in Tokyoという曲を口ずさんでしまった。懐かしいねえ。これ↓(1963年)
そうか、ブレンダ・リーだったか。ザ・ピーナッツも歌ってたはずだけど。誰の作品かと調べてみたら作詞、作曲とも鈴木道明とのこと。どんな人かとWikiで調べてみると、
1920年生まれ、早稲田卒で1940年に開催されるはずだった幻の東京オリンピックでは水泳選手として出場予定だったとか。これは驚き!戦争中は戦闘機乗り、復員後はTBSで音楽番組にプロデューサーやディレクターとして携わっている。ソングライターとしての代表曲にはこれ以外に、西田佐知子の「赤坂の夜は更けて」(1965年)、日野てる子「夏の日の思い出」(1964年)などがある。
元は体育系の選手で、戦時中は戦闘機乗りで、戦後の歌謡界に於いてこんな洋風の曲を作っていただなんて、さぞかし趣味の良いダンディーな人だったんだろうなあと思わざるを得ない。
2015年、90歳でお亡くなりになっている。
********************百人一首 その45******************
あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな
<謙徳公>
「あわれとも いうべきひとは おもおえで みのいたずらに なりぬべきかな」
<けんとくこう>
【解説】私のことを可哀想だと言ってくれる人がいるとも思われないので、恋に苦しみながら虚しく死んでいくのだろうなあ。
「いたづらになる」とは「虚しくなる」「死ぬ」という意味。恋の相手がつれない態度をとるようになり、会ってもくれなくなったために詠まれた歌。「自分のことを可哀想だと思ってほしい」と相手の同情を引くのは貴族の間では風流を理解する人と解された。今なら女々しいと言われるだろう。
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