*** テキトー絵日記 ***

2020/03/02(月)

曇りのち晴れ

with G1X Mk2

午前中、買い物に出たついでに徴古館の梅を見ようと立ち寄ってみたら、早くも一部の桜が満開になってた。品種名は分からないが染井吉野よりは色が濃い。ただ、午前中は空一面が白い雲に覆われていたのであまり桜の背景としては美しくなかった。

なので、ならばと逆に空の白を背景にしてみたのが今日の写真。これは神宮美術館裏手の樹木庭園で上を見上げた景色。落葉樹とは言うが、ここまで綺麗に葉を落とすとはねえ。

肝心の梅だけど、枝垂れの白梅はそろそろ終わりかけ。一方で枝垂れの紅梅はまだまだこれからのようだ。

青空が戻ってきた午後、平日なのでいつものようにプールに行ったらずいぶん人が少ない。午前中の水泳レッスンや午後の水中ウォーキングなど企画ものは全てこの先2週間は取りやめだそうだ。まあその分、勝手に泳ぐには都合がいいのだけど。

********************百人一首 その47******************

八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり
<恵慶法師>

「やえむぐら しげれるやどの さびしきに ひとこそみえね あきはきにけり」
<えぎょうほうし>

【解説】つる草が幾重にも生い茂っている寂しい住まいに、人は誰も訪ねて来ないけれど、秋だけはやってくるものだなあ。

「むぐら」つる性の雑草のこと。この歌の「宿」とは平安初期に河原左大臣が京都六条に建てた豪華な別荘「河原院」のこと。贅沢で広い庭園が有名で、沢山の人が訪れたこの邸宅も、ひ孫の安法法師が住む頃にはすっかり荒れ果てていた。この河原院を訪れた友人の恵慶法師が、昔のきらびやかな風景とその時代を懐かしみ、この歌を詠んだ。

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