*** テキトー絵日記 ***

2020/03/19(木)

ワンパックワイン

with G1X Mk2

ワンカップ○○などという日本酒があるのは知っているが、ワインの世界でも約1合分(187ml)ほどがパックされた商品があるとは知らなかった。これはお土産として頂いたものだけど、さしずめワンパックワインってとこか。旅のお供にどうぞ、だとさ。

以前は海外旅行時に飛行機でミニボトルのワインサービスがあったが、あれも次々と廃止されて今はプラスティックのコップに注いでくれるだけになってしまった。といってもこれはエコノミークラスのハナシで他のクラスのことは知らないのだけど。

しかしミニボトルにせよ、このワンパックにせよ、日本酒とワインという違いがあるにも関わらず、どちらも内容量がほぼ1合というのが面白い。洋の東西を問わず、ちょっと飲みたいというときの適正量なのだろうな。

********************百人一首 その62******************

夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ
<清少納言>

「よをこめて とりのそらねは はかるとも よにおうさかの せきはゆるさじ」
<せいしょうなごん>

【解説】深夜に鶏の鳴き真似をしてだまそうとしても、函谷関(かんこくかん)ならいざ知らず、逢坂の関は許しません。だから私に会いに来るのも許しません。

ある夜、清少納言のもとに来た藤原行成が早く帰ってしまった。翌朝、行成が「一番鶏が鳴いたので朝だと思った」と言い訳をしたため、「鶏の鳴き真似で函谷関の門を開けた」という中国の故事から「うそ鳴きの鶏ですか」と返した。
さらに行成が「関は関でも、私と貴女が会う逢坂の関です」と返したため、清少納言は「貴方が深夜に鶏の鳴き真似をして、それで函谷関の番人はだませても、私はだまされないから会いに来ても門を開けたりはしない」とこの歌を詠んだ。
教養のある御方達ではある。

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