*** テキトー絵日記 ***

2020/03/30(月)

ウイルス感染者増加中

血潮もみじは新芽のこの時期が赤い with G1X Mk2

今日は終日雨で気温も低い。冬の間は長らく暖冬傾向だったのに、この時期になって平年並みかそれより低い気温の日が続いている。昨日の東京の積雪は30数年ぶりだとか。お陰で今年はいつもより早まると言われていた桜も伊勢市近郊の満開は4月に持ち越しそうだ。

この写真を撮っていたらオー・ヘンリーの短編小説を連想してしまった。「最後の一葉」だったかな。散ってしまった最後の葉の代わりに画家がその葉を壁に描いて、絶望していた女性患者に生きる勇気を与えるというハナシ。ずいぶん前の記憶なのでちょっと違うかもしれないけど。

新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大しつつある中、今日はタレントの志村けん氏が感染した結果,肺炎で亡くなったというハナシがテレビやネットで持ちきりだ。今までも高齢者の方が多く亡くなっていたが、その方たちは特定の個人としてイメージできないのだけど、彼のように広く知名度のある人気タレントだとコロナウイルスに感染して重篤化すれば死ぬ、という脅威が実感として認識されるようになるのではないかと思う。

欧米と違って今の日本はまだ爆発的な感染拡大には至ってないが、これがこの先どこまで続くのか誰にもわからないのが一番不安な点だ。欧州の首脳たちは今の状態を第二次大戦以降で最大の国難というふうに表現している。国境の往来を自由にしたシェンゲン協定が裏目に出たとも言えるし、グローバリズムにブレーキが掛かったとも言える。これが収まれば以前よりナショナリズムが強まるのかも。

********************百人一首 その71******************

夕されば 門田の稲葉 おとづれて 葦のまろやに 秋風ぞ吹く
<大納言経信>

「ゆうされば かどたのいなば おとずれて あしのまろやに あきかぜぞふく」
<だいなごんつねのぶ>

【解説】夕方になると、門の前に広がる田んぼの稲穂がさわさわと音をたて、葦ぶきの小屋に秋風が吹いている。

「夕されば」夕方になると。「門田の稲葉」門前に広がる稲穂。
この歌のように作者の感情を一切入れず、季節の自然をありのままに詠んだ歌を「叙景歌」という。

今月のINDEXへ戻る  ホームへ  つづく