*** テキトー絵日記 ***

2020/04/04(土)

田丸城跡公園で桜見物

田丸城跡 with KP

やっと青空が広がったので今日は朝から玉城の田丸城跡公園へ桜見物に出かけた。伊勢市内だといつもの宮川堤とか内宮の五十鈴川沿い、意外な穴場の桧尻川沿い、ちょっと離れて二見の音無山などが桜名所として有名だけど、この玉城の城跡公園はなんといっても石垣やお堀といった日本的な背景が満開の桜によく合っている。

今日は気温もグングンと上がって半袖姿の人も見かけたほどだ。とくに今日は小さなお子さんと散歩風情の親子連れが多く、やっと歩けるくらいの子が天守閣跡に続く坂道をトコトコと歩く姿はとても可愛らしいものだった。動物も人間も小さいうちが一番かわいいなあ。

この城跡公園でも桜まつりは中止で、露店なども出ておらずシートを広げてのピクニックも禁止されていたが、それでかえって気持ちの良い空間が広がっていた。海の家などが一切なく、したがって音楽なども流れていないハワイのビーチが気持ちよかったのと似ている。

********************百人一首 その76******************

わたの原 漕ぎ出でてみれば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波
<法性寺入道前関白太政大臣>

「わたのはら こぎいでてみれば ひさかたの くもいにまがう おきつしらなみ」
<ほっしょうじにゅうどうさきのかんぱくだいじょうだいじん>

【解説】大海原に舟を漕ぎ出してあたりを見渡すと、雲と見間違えるような沖の白波が立っている。

崇徳院が天皇の位にあったときの歌合せで藤原忠通が詠んだ歌。海と空の雄大な景色は、天皇に次ぐ最高位の職についた忠通の自信が溢れている。「ひさかたの」は雲に掛ける枕詞。

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