********************百人一首 その81******************
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる
<後徳大寺左大臣>
「ほととぎす なきつるかたを ながむれば ただありあけの つきぞのこれる」
<ごとくだいじのさだいじん>
【解説】ほととぎすが鳴いた方を見ると、そこに姿はなく、ただ有明の月だけが残っていた。
平安時代、夏の到来を告げるほととぎすの第一声「初音」を聞くために貴族たちは夜を明かしてこの風流な遊びを楽しんだ。「有明の月」夜が明けても残っている月のこと。
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