********************百人一首 その82******************
思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり
<道因法師>
「おもいわび さてもいのちは あるものを うきにたえぬは なみだなりけり」
<どういんほうし>
【解説】つれない貴女のことを思い悩んでも、命だけは無くなりもせず、ただ涙ばかりがとめどなく流れてしまう。
恋の相手に振り返ってもらえない辛さを歌にしたもの。と同時に年老いた作者が人生を振り返り、辛いことが有ったのによく長生きしたものだとの思いを込めている。
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