*** テキトー絵日記 ***

2020/04/24(金)

伊勢市でも感染者が出た

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花壇はまさに春爛漫なのだけど、人間社会の方はコロナ禍で浮かれた気分にはなれず、今日も飲食店の窮状のハナシなどを聞いた。いろいろなウワサも飛び交っていて、まだ公表されていないが伊勢市内でも感染者が出たとか、神宮関連の観光施設には脅迫電話が入ったとか、これでは三重県の知事が感染者に対する差別をしないようにとわざわざ記者会見したのも分かる。

なにしろ都会などと違って人が多くないから、感染者が出ればたちまちそれはどこの誰それみたいなことがすぐに広まってしまう。こういうのは田舎特有だろうな。そういえば宝くじの高額当選者も全部わかってしまうみたいだ。東京都の人口が1400万人とすれば三重県は180万人と1/8くらいしかいないからねえ。

子供の学校はいつから始まるのか、今年の夏休みはあるのか、新社会人たちも内定を取り消されたり募集人数を削られたりして就職氷河期どころではないとのこと。

てなことを書いていたら、たった今のテレビニュースで「伊勢市で新たな感染者」とのレポートがあった。ひやぁ〜、クチコミはすごいなあ、ニュースで流れる半日前にもう街の人々の間に伝わっているのだから。

********************百人一首 その96******************

花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは 我が身なりけり
<入道前太政大臣>

「はなさそう あらしのにわの ゆきならで ふりゆくものは わがみなりけり」
<にゅうどうさきのだいじょうだいじん>

【解説】山風が吹いて庭に桜の花を散らし、まるで雪のようだ。しかし本当に古りゆく(ふりゆく)ものは花びらではなく老いていく我が身なのだなあ。

作者の藤原公経(きんつね)は天皇家と鎌倉幕府の両方と親戚関係にあり、1221年の承久の乱のあとで政治のトップに上りつめた。しかし満開の桜が散っていく様を見て、自分の人生と老いの先の死を連想している。
「ふりゆく」は「降りゆく」と「古りゆく」を掛けた言葉。

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