五桂池周回道路にて with G1X Mk2
午前中は買い物ショーファーなどしていたので午後になってから、明日は久しぶりにビアンキに乗ってどこかへ行こうかなと思い、ペシャンコになったタイヤに空気を入れた。それも最低7気圧最高10気圧というからここでまず火が付いた。
つまりですね、こういう高気圧タイヤはいわゆるコンフォート系とは違うという訳です。走るぞ、という意欲みたいなものをタイヤから感じるわけです。なので空気を入れ終わってから近所を回ってみたら、をを、このままどこかへ行こうという気になって、取り敢えずいつも携えているバッグの中身(カメラや財布や携帯など)をそのまま後ろのバッグに移し補修セットとスペアのチューブも追加で入れて走り出した。
こうなるとビュンビュン走りたいので行き先は平地方面。う〜ん、じゃあ目的地は五桂池にしようと決定し度会橋を渡る。昨日の突然のヒルクライムの疲れも出るかと思ったのだけど平地でペダルを回す分には問題なさそう。ただ坂道になってギアレシオが高いままだと左ももに痛みが出るので、なるべくギア比は落としながら走った。なのでビュンビュンとは言ってもそれは気分だけで、実際はそんなに速くない。
てな訳で無事に五桂池に到着したが、ここも他の観光地同様、全て休業中。ただ地元産品を扱っている「おばあちゃんの店」は営業していた。ま、スーパーの類いということだろう。ボクは湖畔に沿って周回しつつ、このまま丹生太師まで行ってしまおうかと一瞬考えたが、それだと帰りが遅くなりそうなので足を伸ばすのは止めて大人しく帰ってきた。
けれどちょっと失敗だったのは、昨日のコンフォートサドルと違ってブルックスタイプの本皮サドルは硬いので、走行距離が40km以上ならレーパン穿いてくるんだった。あと靴も普通のローファーのままだと帰りには足先がしびれてきた。
********************百人一首 その100******************
ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり
<順徳院>
「ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なおあまりある むかしなりけり」
<じゅんとくいん>
【解説】宮中の古びた軒先に生えているしのぶ草を見るにつけても、偲んでも偲び尽くせないほど懐かしいのは古き良き昔であることよ。 「ももしき」百敷と書き、沢山の石を敷いたという意味で宮中のことを表す。
この頃、鎌倉幕府がいっそう力を強め、貴族中心の華やかな王朝文化はすっかり廃れていた。
第84代天皇の順徳院も、しのぶ草が生えるほど寂れた宮中の建物を見て、平安時代の貴族社会を懐かしく感じている。
|