*** テキトー絵日記 ***

2020/07/01(水)

写真の奥行き感

with G1X Mk2

この写真を撮ったG1X Mk2はコンデジながらセンサーサイズが1.5inchと大きいので条件によってはAPS-Cサイズのデジイチのような描写を見せることがある。昨今はスマホのカメラ機能が進んでいるのでカメラ業界が大変な苦戦に陥っているという。しかし被写体がキッチリと写るかどうかという段階はクリア出来ても画面の描写がどうかということが大事だと思う。ボクに言わせるとセンサーサイズの違いから来る描写能力にこそカメラならではの長所があると思う。つまり大きなセンサーを持つカメラの描写は画面の奥行き感、空気感のようなものまでもが表現できているという点だ。

スマホのカメラ機能は画素数をうたうものが多く、これはデジカメ初期の競争段階とよく似ている。スマホカメラのセンサーサイズに関する記述があまり見られないのでちょっと調べてみたら、各社いろいろながら、やはり1/2.3程度のサイズが多いようだ。そりゃそうだ、あの筐体には大きなセンサーは無理だろう。ただF値に関してはなかなか優秀でF2.0以下のものも結構ある。こりゃ確かに暗所に強いと言える。

でもなあ、35mmカメラ時代だと中判カメラの画質に憧れ、大判カメラの描写に驚いたりしたのは、なにも画素数だけの問題ではない。このことはデジタルになってもやはり同じことが言えそうだ。よく写るが平板な写真には興味がない。

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