懐かしい遊び場 with KP 10-17mm
以前にも書いたがここはボクが7〜8歳の頃、線路遊びをした場所。周りの建物を除けば今もその60数年前と景色は変わらない。今でもここを通る度にあの頃やった線路遊びを思い出す。
遊びというのは線路に石を並べて、やってくる蒸気機関車にその石を踏ませて割るという単純なものなのだけど、なにしろいつ汽車が来るかわからない。僅かな気配を感じたら線路に耳を当てると遠くからの振動が伝わって「来るぞ!」となるわけだ。
今なら十分危険な遊びとなるわけだが、昭和30年代はそのくらいは許容するゆとりがあった。といえば聞こえはいいが、要するにそんなことまで規制するだけの配慮が行き届いていなかったというのがホントのところだろう。なにしろ小学校の1,2年生が線路に入って遊んでいるのを誰からも注意されなかったのだから。
ついでに国鉄(現JR)や近鉄のホームにも勝手に入って遊んでいたが注意された覚えは全く無い。こんなチビが巨大な蒸気機関車の動輪のそばで遊んでいたのだものなあ。しかしよくよく考えてみれば、この線路遊びも、操車場内での遊びも、先日書いた宇治山田駅直結の消防見張所まで勝手に登っていったりしたのも、ボクと当時の遊び友達1人以外の子供の姿は見たことがない。他所のお子さんたちはもっと慎ましかったってことなのかな?