*** テキトー絵日記 ***

2020/08/13(木)

一気に読了「黒部の山賊」

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昨日紹介した「黒部の山賊」は面白かった。一気に文庫本300pを読んでしまった。この中に出てくる鉄骨の建物が風で吹き飛ばされるハナシは吉村昭の「高熱隧道」にも出てくるハナシとダブって黒部源流地域の風速の凄さを実感させられるものだった。

それにしても昭和30年前後では自衛隊のヘリでも標高2800m以上になると空気の薄さで離着陸が困難だとはね。しかも至るところで下降気流が発生しているのでセスナなども含め航空機はあてにならないとのこと。結局、人力で担いでいくしか無いところに山小屋を作るとは恐れ入る。

ボクは自分自身が山に惹かれている訳ではないのだけど、山岳小説や山の体験記などを読むのは好きだ。まあボクにとっては一種の異境ゆえ惹かれるのかもしれない。食べたことのない食べ物ほど食べてみたいのに似ているかも。

外国が好きなのもこれに似ていて、知らない土地、知らない世界ほど行ってみたくなる。といっても決して秘境が好きとかではありませんが。

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