*** テキトー絵日記 ***

2020/08/22(土)

山田奉行所

今朝見た景色 with G1X Mk2

奥さんの知り合いから某所でやってる写真展に出品しているから見てきてと言われたので今朝はそこに出かけた。その場所がなんと山田奉行所。あの大岡越前守がお裁きをしたところでもある。

伊勢市というのはその前身を宇治山田市といって内宮のある宇治と山田が合併してできた市でもある。その山田にかつては(慶長8年、1603年)山田奉行所が設置され伊勢神宮の警固や伊勢湾に通じる水運の管理などに当たっていた。今の山田奉行所はその一部を平成16年に再現してあるのだった。


復元された山田奉行所

当時の建築図面に従って忠実に再現してあるので、各部屋が想像するよりも断然大きいことにちょっと驚く。とはいっても全部の建物が再現されているわけではなくて、この入口から続く居室やお裁きの場で有名なお白州に面する部屋など往時の1/6が再現されている。(奉行所といってもその当時はかなり大きな敷地と施設群だったことがわかる。)


裁きを受けるお白洲

当時の衣装や弓、武具なども実物が収蔵されていて興味深いが、上記のお白洲に面した部屋からもうひとつ奥の部屋に続くフスマに描かれた桜の日本画がとてもダイナミックで素晴らしい。これはこの伊勢市御薗出身で現京都在住の日本画家の手によるものだそうだ(お名前失念)。

肝心の写真展はこの中の一室を借りて、各写真をイーゼルに載せて展示してあるのだった。ちょっと不思議な気もしたが、ここは市民の展示施設としての貸し出しもしているそうだ。でも館内というか建物に入ったら江戸時代気分が濃厚なので写真展よりは書画などが似合いそう。時代劇の撮影もできそうな内容だった。

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