「Out To Lunch」 with G1X Mk2
数十年来の習慣となっていた日曜の外出ランチを、今度のコロナ騒ぎの感染第二波で自粛していた高齢の母だけど、外食の魅力に負けたのか、あるいは自粛が続いて気が緩んできたのか、一月ぶりに外で食べることに同意した。本当は外食が大好きな上に食べられないものは無いという母なので、ボクとしては外食できるうちにいろいろなところに連れて行ってやりたい。和洋中はもちろんエスニック系でも喜んで食べる母なので苦手というものが無い。この辺りはボクも遺伝を感じる。
さて、そうは言っても出かける気になったのは昨夜、ということは予約の要るような欧風レストラン系はまず無理だから、本日のランチはここならばという大型の中華料理店にしたが、ここも席数自粛のためかいつもの大きな部屋は使わず、したがって席数も少なくなっていたので予約なしでは少々待つことになった。
コース料理をボクと同じだけ完食して、なおかつ母は紹興酒もいただくのでボクより摂取カロリーは多いぞ。「最近太ってきてねえ」とのたまう母だけど、「食事は美味しいし、お酒も美味しい」と言いながら自宅では、ハイボール、日本酒、紹興酒、ブランデー、赤白ワイン、リモンチェッロにポルトまで飲み分けている。メキシコ土産のテキーラも教えてあげたトマトジュースをチェイサーにしてストレートで飲んで「美味しい」と言っていたからなあ。実はこれらの酒事情もボクとほぼ同じで違うのは紹興酒くらい。
しかし対面して座ったレストランのテーブルで、美味しそうに食べている母を見て、あと何年こうしていられるのかなと、ふと感傷的に見てしまった。