*** テキトー絵日記 ***

2020/09/03(木)

読めなくなったSONYのリーダー

今やボロボロ with G1X Mk2

インターネット朗読で読了ならぬ聴了した林芙美子の「浮雲」は面白かった。ついでに彼女の「晩菊」も聴き始めたが、あまり興味が出なかった。やっぱり「浮雲」の時代背景なども惹かれる要因のひとつなのだろう。そういえば林芙美子が従軍作家として前線に派遣されていた頃のことを彼女の恋愛歴と交えて桐野夏生が書いた「ナニカアル」をもう一度読もうとして本棚を探したがどこにもなかった。

そうかあれは電子書籍だったかと、さんざん使い古したSONYのリーダーに充電をして内蔵本の一覧表示が出来るのを待った。このリーダーはある程度まで充電が完了しないと何も表示ができない。やっと80%ほど充電を終えて早速、所蔵本の一覧表記を見たがここにも探している「ナニカアル」は無かった。

ではひょっとしてKindleのほうかと見てみたが、そっちにはまだ水上勉の「金閣炎上」くらいしか入ってない。おかしいなあ、どこへ行ったのかなあと思いつつもう一度リーダーの一覧を眺めていたら吉村昭の「高熱隧道」が目に入った。去年行った黒部渓谷を思い出しながら、そうだこれをもう一度読んでみようとクリックしたら「書籍を表示できません」との警告が出た。ガーン!

壊れたのか?このリーダーにはすでに200冊以上入っているのだけど、こうなると全て読めないことになる。あ〜あ、こういうのが電子モノの弱いところだなあ。例の有名な格言?を思い出した。「100年残したければ紙に書け、1000年残したければ石に彫れ」。電磁記録は危ういモノなんですな。

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