*** テキトー絵日記 ***

2020/11/02(月)

空母いぶきからショーン・コネリー

with G1X Mk2

「空母いぶき」の<GREAT GAME編>の第二巻が発売になった。今度は北極海を舞台にロシアと日本、そしてアメリカの3つどもえになりそうだ。まるでトム・クランシーの軍事小説を読んでる気分。それにストーリーもさることながら絵も細かいので見る分にも楽しい。

トム・クランシーといえば分析官ジャック・ライアンのシリーズが有名だが、そのデビュー作となった「レッド・オクトーバーを追え」の艦長役だったショーン・コネリーが一昨日に亡くなった。90歳だとか。もうそんな年齢だったかと驚いたが、ボクが初めて007のジェームス・ボンドを見たのが中学生の頃。あとから知ったのだけど、そんなスーパーヒーロー役だったのに彼はすでに30代半ばだったそうだ。だから渋みもあって良かったのだろうな。

ただご本人はあれだけヒットした007シリーズをかなり本気で嫌っていたらしい。まあその後の深みのある人物を演じているところを見るとハリウッド的なスーパーヒーロー役は毛嫌いして当然なのかも。もっともハリウッドではなく英国映画ではあるが。

その英国という部分をもっと細かく見ると、彼は生粋のスコティッシュでイングランドにはかなり対抗心を燃やしていたようだ。ジェームス・ボンドは中流以上のイングランド人という設定なのに、スコットランド訛りを治すことはせず、後から脚本の設定をスコットランド出身と書き直させたほどだし、エリザベス女王からナイトの称号を与えられたときもスコットランドの正装であるキルトを着て受賞している。

彼の反骨精神こそジョン・ブルというに等しいと思うが、あの英国魂というのはイングランドのことなのかスコットランドなのか。スコットランドを指すような気がするが、実際どっちのことなんだろう。

今月のINDEXへ戻る  ホームへ  つづく