*** テキトー絵日記 ***

2021/02/14(日)

道徳教育について

今日の鳥羽港 with KP

日本でアドラー心理学を提唱されていた野田俊作氏が亡くなっていることが判った。昨年の12月に亡くなったということが今月の10日に公表された。ボクが彼を通じてアドラー心理学に触れたのは確か1991年だったと思う。当時のNifty-Serveというパソコン通信で彼が心理学フォーラムを開設したのがきっかけだった。

それ以来、ボクにとっては目からウロコのような、いわば自覚すべき人生哲学といったものを学ばせてもらってきた。そんな彼が生前、自身の日記を公開していて、亡くなった今、改めて過去の日記を少しずつ読み返している。その中からボクがなるほどと思った話を書き留めておこう。文字色の違う部分が抜粋です。

道徳教育について。今の道徳教育は「人のいやがることをしない」が主眼となっている。
しかし、これは道徳ではない。なぜなら道徳は、人が「すべき」ことを決めるのであって、そこから副次的に「してはならない」ことが出てくる。「人のいやがることをしない」という否定文から出てくる道徳は「自分の好きなことをしてもよいが、人のいやがることだけはやめておこう」という、完全なエゴイズム教育だ。』

『しかし、戦前風の「すべきことをし、すべきでないことをしない」という道徳基準を前に押し出すと「軍国主義者」などと言ってののしられるので、なんとなく「人のいやがることをしない」という偽道徳規準を、教師たちが受け入れてきた。』  

野田氏の考える道徳とは
「すべきことをし、すべきでないことをしない」であって、「したいことは何でもしてもよいが、ただ人のいやがることだけはやめておこう」というのは
単なるエゴイストでしかないということだ。(補正項2017/12/9より)

************ 覚えたい語句の自分用MEMO **************

  それをするべきです
イタリア語  Dovrebbe farlo
(ドヴレッベ ファルロ)
 スペイン語 Deberías hacerlo
(デベリーア サセルロ)
 ポルトガル語 Deveria fazer isso
(デヴェリア ファゼーリッソ)
 フランス語 Devrait le faire
(ドゥヴレ ルフェール)

英語なら Should do it.

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