*** テキトー絵日記 ***

2022/02/27(日)

「侵攻」と「侵略」

昨年の夏に撮影 by G1X Mk2

これはもちろん今日の写真ではない。確かに今日も気温は高めで暖かいが、ひまわりの写真を持ち出したのは今ロシアの軍事侵攻にさらされているウクライナの国旗から連想したから。

これがウクライナの国旗だけど、まるでひまわり畑の上に青空が広がっているように感じたから。確かにウクライナはひまわり油の一大産地だし、映画「ひまわり」のロケ地でもあった。

昨日のニュースで林外務大臣がアメリカのブリンケン国務長官との電話会談の際に、ロシアの武力進出に関してこれまで使っていた「侵攻」という言葉を「侵略」に変えたというのが出ていた。林大臣は英語が達者なので電話会談でも通訳を必要としないはず。そこでどういう言葉を使ったのか調べてみた。

すると今までロシアの行動を「invasion」(侵攻)としていたのをこの度「aggression」(侵略)に置き換えたことが分かった。この言葉は先日の小松基地から飛び立ったF15の墜落事故で、侵略してきた敵役を務める腕自慢の部隊がアグレッサー(aggressor)と呼ばれることでも馴染みがある。

日本語のニュースでは、あの穏やかな言い方を好む林大臣がついに侵略と表現したと話題になっているが、元の言葉の「invasion」と「aggression」にどれほどのニュアンスの違いがあるのかを調べてみた。

まず始めに海外の英語ニュースではどうかというと、結構多くの記事で「invasion」が使われていた。もちろん「aggression」もあるのだけど、特に両者の使い分けに言葉の重みの違いがあるようには感じなかった。

ただwikiで調べてみると「aggression」とは武力を伴った「invasion」のこととあったから 、例えば大規模な軍隊で攻め入った場合はこのaggressionが適当なのかもしれない。
P.S.
The Mainichi(英文毎日新聞)には林大臣が言ったという次のような記載があった。
"Aggression has a stronger nuance than invasion," a Foreign Ministry official said.

******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  攻撃を止めよ
イタリア語  Ferma l'attacco
(フェルマ ラタッコ)
 スペイン語 detener el ataque
(デテネー レラタケ)
 ポルトガル語 Pare o ataque
(パリ オ アタキ)
 フランス語 Arrêtez l'attaque
(アレテ ラタキ)
Stop the attack

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