*** テキトー絵日記 ***

2022/03/15(火)

「闇を裂く道」吉村昭

春の陽光 by KP

今日も良い天気だが気温の方は昨日ほどではない。同じ時間帯で3度ちょっと今日のほうが低い。昨日は暑いくらいだったものなあ。

黒部渓谷のトロッコ列車が今の終点の欅平から、関電の資材運搬ルートを一般開放して黒部ダムまで運行する予定だ。例の吉村昭の「高熱隧道」の現場を通過する事ができる。熱水対策はいろいろ施してあるが、それでも現場付近は今でも50度くらいあるのでそれに耐える車体だからトロッコでは無理で車内が密閉された車両になるのだろう。2024年を目指しているとか。

てなことを考えていたらまた吉村昭の本を読みたくなって、今度は「島抜け」を読んだ。他にも「欠けた椀」と「梅の入墨」の三編が収録されている。タイトルの「島抜け」は内容紹介によれば
【読んだ講釈が幕府の逆鱗に触れ、種子島に流された大坂の講釈師瑞龍。島での余生に絶望した瑞龍は、流人仲間と脱島を決行する。丸木舟で大海を漂流すること十五日、瑞龍ら四人が流れついた先は何と中国だった。破船した漂流民と身分を偽り、四人は長崎に送り返される。苦難の果て、島抜けは見事に成功したかに思えたが…。】

これら三作とも面白く読破。でもやっぱりノンフィクションの隧道ものが良かったなあと思いながら別の作品を探すとありました。今度は東海道の難所、箱根の山を直接熱海から三島へと抜けるルートの丹那トンネル掘削のオハナシ。「闇を裂く道」大正7年の出来事です。まだ読み始めたところで全体の10%。何ページと言えないのがKindleならでは。

******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  ノンフィクション文学
イタリア語  Letteratura saggistica
(レッテラトゥーラ サジースティカ)
 スペイン語 Literatura de no ficción
(リトゥラトゥーラ デ ノ フォクシオン)
 ポルトガル語 Literatura de não ficção
(リトゥラトゥーラ ヂ ナォン フォクサォン)
 フランス語 Littérature non romanesque
(リトゥハチュール ノ ホマネスキ)
Non-fiction literature

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