アルコバサの修道院の思い出

サンタマリア修道院の礼拝堂 by X10

今日の写真も過去の旅行からで、これは2013年に訪れたポルトガルはアルコバサにあるサンタマリア修道院。中央の身廊部が高さ104m、奥行き30数メートルものほとんど無装飾の巨大な空間になっているのが印象的だ。世界中、どこの教会に行ってもその装飾の華美を誇るかのように作られているのに、ここはその正反対の主義というのが興味深い。

この旅行に行く前は石材で作る天井の構造に興味があって、本で予習してから行ったので実際に現地では多くの教会や修道院の天井を見ることが出来て納得することも多かった。ただ、ガイド氏からは「上ばっかり見てますね」と言われたことを思い出す。

でも普通に思いません？大きな建物を石で作るとして、天井をどうしよう？どうすれば石材で天井部が作れるか？その答えが初期のトンネルヴォールトから始まって半円筒形を交差させる交差ヴォールトが考案され次第に複雑で優雅な天井デザインになっていく。

改めて本を読み返してみれば、天井ヴォールトの初期のものはイスラム建築にもあって、コルドバのメスキータに見て取れる、とある。しまったなあ、メスキータで天井を見た覚えがない。海底を思わせる大理石の柱群ばっかり見ていたものなあ。

メスキータ、コルドバ、スペイン、2006年

******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

	旅行の思い出
イタリア語	ricordi di viaggio （リコールディ ディヴィアッジョ）
スペイン語	recuerdos de viaje （レクエルドス デ ビアヘ）
ポルトガル語	memórias de viagem （メモーリアズ ヂヴィアジン）
フランス語	souvenirs de voyage （スーヴェニール ドゥ ヴォワヤージ）