南伊勢町で見たトンビ

トンビがクルリと輪を描いて by KP

子供の頃は伊勢市内でもあちこちでトンビが飛んでいたし、ピーヒョロロロという鳴き声もお馴染みのものだった。一度なんかは急降下したトンビが自宅の裏に来ていた行商のオバチャンから魚を奪って逃げたこともあった。あれには驚いたものだ。

あれ以来、郊外に広がる田んぼが次第に無くなり新興住宅地になったのでトンビのエサ場も無くなってしまったのだろう。上を見てもトンビが飛んでいることは無くなった。

それが昨日、河津桜を見に行った南伊勢町ではエサ場がたっぷりあるからだろう、久しぶりにトンビが旋回しているのを見た。咄嗟にシャッターを切ったのがこの写真。

ところでこの写真のファイル名をトンビの英語名にしようと辞書を引いたら、トンビ＝kite とある。ムムムと思って念のためネットで調べたらニュージーランドの人が「正確に言えばkiteだけど、その場合は凧と思う人が多いから鷹の仲間で鷲以外はhawkと言ったほうが良い」という回答があった。

なるほどと、この写真のファイル名はhawkにしたが、こういう分類は学者でもない限りは結構いい加減なものだ。日本人にとっての牛とかアメリカ人にとっての魚とか、昆虫とか、民族によって分類に敏感なものと鈍感なものがある。

******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

	猛禽類
イタリア語	uccello rapace （ウッチェロ ラパーチェ）
スペイン語	ave de rapiña （アベデ ラピーニャ）
ポルトガル語	Ave de rapina （アヴェヂ ハピーナ）
フランス語	oiseau de proie （ウワゾ ドプワ）