*** テキトー絵日記 ***

2023/04/25(火)

石垣島旅行(2)

西表島の仲間川ジャングルクルーズ by KP

二日目は高速フェリーで30kmほど離れた西表島に向かう。ここは沖縄本島に次いで2番めに大きい島なのだけど、その90%以上が原生林の山で人口は2500人足らずしかない。ちなみに島に信号機は2つしかない。バスのドライバーさんいわく「日本最南端の信号機でございます」だそうだ。確かに石垣島とは雰囲気が全然違い、一気に熱帯の海外に来たという空気感が広がる。車窓からの景色もどこか東南アジアを感じさせる。沖縄本島より台湾のほうが近い距離にあるのも当然か。

本日の観光はこの西表島から浅瀬で数100m離れた由布島まで水牛車に乗って渡るところから始まる。かつて農耕や運搬に使うために台湾から連れてきた水牛を観光用に使うようになって人気が出たという。水牛は汗をかけないので体温を下げるために好んで水に入るのだそうだ。なかなか力が強く、大人15人が乗った屋根付きの台車をグイグイと引っ張っていく。


浅いけどここは海です

渡った先の由布島は海抜1.5mしかなく、昭和44年の台風で被害を受け、ほとんどの人が西表島に移住。残った西表正治夫婦が手作りで島を観光地に造り上げた。なので周囲2kmのこの小さな島には生活している人はおらず、観光関係の寮があって20人ほどが住んでいるだけ。

島内は豊富な南国の植生に囲まれ、どこを歩いても南国遊歩道といった雰囲気。かつてあった小学校の門が植物に覆われているのがジャングル風情だ。施設としてはブーゲンビレアの温室、いや基本的に亜熱帯なので特に温室になってるわけではないが、特にブーゲンビレアが密集しているところと蝶々園がきれい。

「南国の貴婦人」と呼ばれるオオゴマダラ

島のレストランでお昼を食べてから再び水牛車に乗って西表島に戻る。まつげの長い御者のおねえさんに水牛1頭ずつの名前や性格についてハナシを聞くと、それまでどれでも同じようなもんかと思っていた水牛が急に個性的に見えてくる。実際に体格や顔つきも違うのが納得できる。


プールに入って休憩中

午後は西表島のジャングルクルーズ。汽水域の大きな川を4kmほど遡る。山に向かって遡上していく時の風景はジュラシックパークといった感じの遠景が広がる。向こうから翼竜が飛んで来ても違和感は無いな(今日の写真)。船長さんが両岸に広がる様々なマングローブについて言葉巧みに解説してくれる。

クルーズのあとは再び高速船で約1時間かけて石垣島に戻る。島が沢山有るのは伊勢志摩でもお馴染みと言いたいところだが、こちらはすべてが外洋に点在しているので伊勢湾内に浮かぶ島とは迫力が違う。ちなみに石垣港には海上保安庁の大型巡視船が9隻も停泊していた。尖閣諸島の警護もここから出港しているのだろう。

石垣島に戻ってからバスで、やいま村という観光施設や唐人墓など見て今夜の宿はフサキリゾート。南北に長く伸びたコテージ群を含むリゾートホテルでホテルの端から端まではなんと1kmもあるという。おまけにボクたちの部屋はその一番北の端から2番めの部屋だったのでレストランやフロントまでが遠く、キューバで泊まったホテルを思い出した。あのときは旧アメリカ資本のホテル3棟をひとつのホテルとして運営していたので、割り振られた部屋からフロントまではホテル1軒半くらいの距離があった。なんでも大きければ良いというのは大間違い。


唐人墓の屋根上の装飾

******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  ジャングル
イタリア語  giungla
(ジュングラ)
 スペイン語 selva
(セルバ)
 ポルトガル語 selva
(セウヴァ)
 フランス語 jungle
(ジャングル)
jungle

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