成人の日に思うこと

100mmマクロシリーズ by KP

今日は成人の日という祝日なのだけど、実際にはほとんどの自治体が昨日のうちに式典をすませているようだ。それも「成人の日」としてではなく、多くは「二十歳の集い」といったような名目になっていたりする。それもこれも今の日本で果たして成人は幾つか？という点がはっきりしていないからだと思う。

法律的な成人は18歳に引き下げられたが、飲酒、喫煙、公営賭博などは今まで通り二十歳のままだ。さらにややこしいことに、この成人年齢の引き下げは民法上のことであって、刑法上では依然として少年のまま、しかしそれでは都合が悪いので18歳と19歳を特定少年と定めるのだそうだ。なんだそりゃ？

こういう中途半端な改正が抜本的な変革を嫌う日本独自のやり方に思えてならない。もっと言うと変化というものを嫌うのだろうな。内容がどうであれ、良くも悪くも変化を嫌う。だから戦後これだけ長く続いた憲法も書き換えは愚か、部分的な修正であっても手が付けられないのだと思う。憲法改正が自民党結党以来の党是であることを忘れてしまっているかのごとくだ。

今年の新成人は106万人。日本の総人口に占める割合は0.86%と1割にも満たない。君たちがこの国を運営していく時は、せめて今より良き国となりますように。

******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

	成人の日
イタリア語	Giorno del raggiungimento della maggiore età （ジョルノ デル ラッジュンジメント デラ マッジョーレエタ）
スペイン語	Día de la mayoría de edad （ディア デラ マヨリア デダッ）
ポルトガル語	Dia da maioridade （ヂア ダ マヨリダヂ）
フランス語	L'anniversaire （ラニヴェルセール）