*** テキトー絵日記 ***

2025/02/22(土)

インド旅行その3

エレファンタ島のシヴァ神像 by ZV-1

ムンバイ観光が始まった。まずは世界遺産の旧ヴィクトリア駅。インドで最初の鉄道駅で1887年に完成。素晴らしい外観だが生憎の逆光で見た目的には道路を挟んだムンバイの市庁舎が素敵だ。もっともこっちは世界遺産でもなんでもない。


世界遺産のヴィクトリア駅

駅の方は外観のみの観光なのでコンコースなどの内部の観光は無い。残念だ。そのまま次はインド門に向かう。ここも逆光でおまけに修復のための足場が組まれている。大勢のインド人観光客が訪れていて一大観光地だと分かる。


ムンバイのインド門

そのままインド門裏手の船着き場から小型の船でエレファンタ島に向かう。片道1時間の船旅だ。驚くことに港内が写真禁止となっている。軍事関連の施設があるかららしいが、見ただけでは普通の工業港だ。しかし港の規模はとても大きい。


救命胴衣を着けて乗船する

ムンバイは人口2000万人でインド1の商業都市だが、高層ビルのすぐ横にスラム街が広がっていて貧富の差が大きいのを実感する。首都は人口3000万人のデリーだが、地価はムンバイの方が高いのだそうだ。

さて1時間船に乗って到着したエレファンタ島はヒンドゥー教のシヴァ信仰の中心地で、岩山をくり抜いた岩窟内に5世紀ごろに彫られたシヴァ神の彫刻が見事だ。全ての彫刻が破壊と再生を表すシヴァ神だ。事前にここは石窟内の彫刻が見事と聞いていたが、実際に自然光のみが入る石窟内で見たシヴァ神像は感動ものだった。聖地だった意味がよく分かる。ちなみにシヴァ神は破壊と再生の神だが、日本には再生に注目してそれが大黒天として伝わっている。


洞窟入口


多くの石柱が並ぶ洞窟内の巨大寺院だ


破壊と創造の神、シヴァ


すべてが洞窟内にくり抜かれて造られている

ここの観光の後は再びムンバイ港に戻り、バスで1時間半かけて空港へ。19時半のオーランガバード行きに乗る為だが、そんなに早く空港へ着いてどうするの?と思ったのは少々甘かった。まずは空港へ入るためのチェックが大行列。搭乗券を持たない者は空港に入れない。次に乗る前のチェックが滅茶苦茶厳しい。空港での検査を軍隊が担当しているかららしいが、迷彩服を着た若い女性兵士は可愛いぞ。

オーランガバードへはインド最大手のインディゴ航空にて1時間ほどの飛行だった。機材は3-3配列のA320だがシートが滅茶苦茶薄い。さすがはLCCだと妙なことに感心した

******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  ヒンドゥー教遺跡
イタリア語  rovine indù
(ロヴィーネ インドゥー)
 スペイン語 ruinas hindúes
(ルイナス インドィス)
 ポルトガル語 ruínas hindus
(フイナズ インドース)
 フランス語 ruines hindoues
(フイヌ ザンドー)

Hindu ruins

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