*** テキトー絵日記 ***

2025/02/23(日)

インド旅行その4

岩山の崖面に続くアジャンタ石窟群 by ZV-1

オーランガバードのホテルを出て世界遺産のアジャンタ遺跡へ向かう。ここはスズキが最初にインド進出した町で、今でも走っているクルマの80%はスズキだそうだ。町といっても田舎なので車窓の風景は他の東南アジア諸国と変わらない。なんならチュニジアと言われても違和感は感じない。遺跡までの田舎道100kmを3時間かけて移動する。途中で点在する未舗装部分は船酔いしそうなほどの揺れかたでポメラでの入力は困難なり。


途中で休憩

昨日向かったエレファンタ島はヒンドゥー教のシヴァ神を祭った5世紀のもので、今日のアジャンタ遺跡は紀元前3世紀から紀元後5世紀にかけての仏教遺跡だ。つまり5世紀頃に信心の中心が仏教からヒンドゥー教に移っていったことが良く分かる。


岩窟を掘って壁面を彫刻した礼拝堂

ここは英国人が狩りに来た際に、虎に襲われ逃げた時に対岸の断崖に装飾があることに気づき偶然見つけた。それが1819年のこと。それまで1000年以上ものあいだ人には知られていなかったという。


1500年以上も残っている美しい壁画

550mも続く馬蹄形の断崖に沿って、岩をくり抜いた寺院や礼拝堂が点在する。しかも礼拝堂の一つに入った時、これはもはやシスティーナ礼拝堂に匹敵するのではないかと思ったほどの規模だ。これらが1500年以上も前のものだとはねえ。


2頭の象が二階への入口を飾る


石窟とは思えない芸の細かさ


礼拝堂はいくつもある


石窟内の木彫りならぬ壁面岩堀群

アジャンタ遺跡見学のあと、ランチはレストランにてターリー料理。つまりインド定食。カレーはお代わりをもらった。これまで既にいろいろインドの料理を食べたが、だいたいがビュッフェ形式で、自分であれこれ取るのだけど、それが何という料理か分からない。ヒンディ語はもちろん英文字で書いてあるのを読んでもそれが何だか全然分からない。ただ、どれも美味しいが辛いものは相当に辛い。しかしこれも慣れてくるから辛党のカレー好きには堪らない。


インドの白い牛

******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  仏教遺跡
イタリア語  rovine indù
(ロヴィーネ インドゥー)
 スペイン語 ruinas hindúes
(ルイナス インドィス)
 ポルトガル語 ruínas hindus
(フイナズ インドース)
 フランス語 ruines hindoues
(フイヌ ザンドー)

Hindu ruins

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