*** テキトー絵日記 ***

2025/02/26(水)

インド旅行その7

かつての王国の都、アンベール城 by ZV-1

宮殿ホテルを出て200km離れたジャイプールに向かう。午前中はこの移動だけで終わってしまい、到着したらランチはイタリアン。ところがこのイタリアン、どこがイタリアン?、、なのだけどとても美味しいのだ。この料理を見ただけでイタリアンと思う人は少ないと思うが、強いて言えば数多く出てくる料理にペンネとピザが含まれることくらいだろう。あとはインド料理だと思う。まあ美味しいからいいんだけど。


山頂を長城が10kmも続く

さて本日の観光はジャイプールの世界遺産アンベール城。ここは山の上にあるので麓でバスを降りジープに分乗して城を目指す。ところがこのジープ体験がめちゃくちゃ楽しい。ガタガタの狭く曲がりくねった石畳の生活道路のような所を、4人乗りのジープがエンジンをうならせて飛ばしていくあたり、これはまるでインディジョーンズか、あるいは007の撮影かと思わせるスリリングな時間だった。今回の旅行で一番のアトラクションだった。


山城の内部は王侯一族が暮らした王宮

ここはジャイプールに遷都する以前の王国の都。王侯一族が暮らした豪華な王宮と、敵対する王国との争いを感じさせる万里の長城のような無骨な建築とのコントラストが興味深い。


王様は12人の他国出身の王女を側室としたため、つまり彼女たちの出身であるイスラム様式とラジャスタン伝統様式のミックスが内部の装飾となっていて、偶像崇拝禁止のイスラムでは見られない様々な花や動物のモチーフがふんだんに使われている。しかもそれらが大理石に象眼されているので近くで見ても実に芸が細かく美しい。


観光を終えて山をジープで下るとき、お祭りのパレード集団と遭遇してしまい、下りの細い一方通行はここしかないためパレードが過ぎるのを待つしかなくなった。道を埋め尽くす多くの人たちや飾りたてた象が何頭も過ぎていくのを待っていたら1時間近く待つことになった。


象タクシーとすれ違う

どうにか山を下りてバスに乗り換え、次に向かったのはジャンタル・マンタル天文台。ここは天文学者でもあったマハラジャが1728年に建造した天文台で、各種の観測儀というか、日時計を元にしたユニークな形状の観測建築が広がっている。


これで立派な観測装置

日時計というとおおまかな時間を知る方法と思っていたが、ここの観測日時計ではなんと2秒単位で時間を知ることが出来る。1901年に修復されてから現在も観測は続けられているそうだ。ちなみに訪れた際にはボクの腕時計とピッタリ同じ時刻を日時計が示していた。


摩訶不思議な建築=観測装置群

さてこの次は旧市街に立つ歴代マハラジャの住居、シティパレスを見学。現在もマハラジャの後裔一族が暮らしている施設だ。ここでは歴代のマハラジャが使った衣装や武器などを見学できる博物館になっている。


王宮の執事たち

この後はパックツアーお定まりの宝石店、しかし誰も何も買わず、その後、地元スーパーに立ち寄ったがここでは皆が何かしらを買った。自身も含め宝石には縁のない人たちだ。今夜は近代的なラマダホテル、しかし案内されたフリーwifiは繋がらず。をいをい。

******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  王宮
イタリア語  palazzo reale
(パラッツォ レアーレ)
 スペイン語 palacio real
(パラスィオ レアル)
 ポルトガル語 palais royal
(パラスィウ ヘアウ)
 フランス語 palais royal
(パレ ホワイヤル)

Royal Palace

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