*** テキトー絵日記 ***

2025/06/21(土)

今月の月例ライブは雨の曲特集

by ZV-1

きっと今頃は梅雨の最中で毎日がうっとおしい雨模様なのだろう、という発想から生まれた今月の課題曲は雨特集。ところが実際は真夏日のピーカン毎日。なので曲は雨関連でも気温対応の気分は真夏、そこで今日の衣装は白尽くめとした。このままハバナのバンドに飛び入り出来そう。

ジャズ屋のミュージシャンが真夏だ、ラテンだ、カジュアルだ、というとすぐにアロハシャツが出てくるのだけど、例えばラテン圏でアロハはでてきません。あれはハワイアンです。キューバでは多くのミュージシャンを見ましたが、柄物はほとんど無かった。ん~全く無かったかも。

あれ、何ででしょうね、ひょっとすると日本に入ってきた洋楽の歴史が関係あるのかもしれない。ロックンロールが入ってくる前の日本には洋楽と言うとジャズ以外にはタンゴ、カントリー&ウェスタン、ハワイアンなどがありました。

当時のキャバレーは生演奏が主流。そこで30分ずつの生演奏タイムの初期はジャズとタンゴバンドが交互に演るのが主流だったそうです。というのは聞いたハナシで、、ボクが経験した相手のバンドは既にタンゴバンドでは無くハワイアンバンドでした。

てな風にハワイアンは身近にあったりしましたが、ラテンは意外にも浸透していなかった。これは東京キューバンボーイズに在籍していたパーカッショニストさんから聞いたハナシですが、1966年にブラジル66が来日して生のステージを見るまでクィーカの存在や奏法を知らなかったのだそうです。あのカエルの鳴き声みたいなユニークな音を鳴らす楽器ですが、楽器は輸入したけど奏法が分からず、なんと、キューバンボーイズではヘッドに縛ってあるヒモをほどいて叩いてみたりしたそうです。

つまりそれほどまでに、実は本格的なラテンとは縁遠かったのですね。「南国の夜」をハワインアンだと思ってる人は多いと思いますが、あれはメキシコ歌謡なのですね。でも日本ではハワイアン、う~ん、こりゃ混同するのは衣装どころではないな。


******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  雨の曲
イタリア語  Canzone della pioggia
(カンツィオーネ デッラ ピオッジャ)
 スペイン語 Canción de lluvia
(カンスィオン デ ジュビア)
 ポルトガル語 Canção da Chuva
(カンサォン ダ シューヴァ)
 フランス語 Chanson de la pluie
(シャンソン ドゥラ プリュイ)

Rain Song

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