*** テキトー絵日記 ***

2025/07/01(火)

イギリス旅行3日目

早朝の湖畔 by ZV-1

今朝は7時半と早朝の出発で湖水地方に向かってエジンバラから南下する。途中、スコットランドとイングランドの国境を通過するが、確かにいろんな意味で両者は違うようだ。通貨は両国ともイギリスポンドだが、スコットランドだけに使える独自通貨は今も流通している。ブレグジットに6割以上が反対したのも分かる気がする。


11代目の荘園主ミス・ジェーン

さて約200km走って英国で一番美しい庭として有名なダルメインという荘園を見学。ここはNHKでも取り上げられたそうで、今も住む11代目の女主人が邸宅内を案内してくれたが、17世紀以来、増築や改築を繰り返した大邸宅は、まるで迷路のような博物館といった趣だった。ここに今でも実際に住んで生活しているのが不思議なほど。


玄関を入ったところ

ここで理解できたのは、英国がアンティークや野趣溢れるイングリッシュガーデンを如何に好むかということ。庭と言っても広大な上に、ほとんど自然のままと感じるように手を入れるガーデニングだ。なにしろ案内してくれた女史が庭園内のルートを間違うほどで、草木がうっそうと生え茂っていたりする。もちろん花もあちこちで沢山咲いて綺麗ではある。


庭園内の散歩道

このダルメインは17世紀から伝わるレシピのマーマレードが有名で、マーマレードの世界大会も毎年開催されている。ちなみに今年の優勝者はなんと日本のマーマレード制作者だった。過去には日本政府から河野太郎名で贈られた感謝状が飾られていた。


ダイニングルーム、もう博物館クラス

そこからいよいよ世界遺産でもある湖水地方に入っていくのだが、途中の道はアップダウンにワインディングが延々と続くのだけど、それが却って非日常というかリゾート地に入ってきたと感じさせる。元々は車が走れるような道は無かったらしい。

今日のランチは湖に面したマクドナルド・オールド・イングランドという名前のホテルでアフターヌーンティー。本来は3時のおやつみたいなものだが、あれだけあれば食事に近い。といっても簡素なものには違いないが、ああいうパサパサしたものが主な内容だと確かに紅茶が進む。何杯飲んだことか。


英国はパサパサ文化か

その後はビアトリクス・ポターの世界館を見学。何かというとピーターラビットの作者の世界観を具体的に再現した一種のテーマ館で、英国のお子さまたちは大喜びしていたが、自分を含む昔の日本のお子さまたちにはあまりウケてはいなかった。まあ当然か。

そこから桟橋に下り、ウィンダミア湖遊覧。といっても特に見る物も無く、南北50kmという大きな湖の一部を小1時間かけて回ってくるだけ。どうしてこれが人気なのかサッパリ分からないが、さすが英国、船内には売店とは別にちゃんとバーがあって提供するビールは美味しかった。英国ではラガーよりエールの方が人気のようだ。

船を下りたら今度は蒸気機関車が牽引する古い客車で2駅先までを20分ほどの体験乗車。この機関車も産業革命のころに実際に石炭を運んでいたもので、ガタゴトとゆっくり走る古い客車に乗ると、キューバでのハーシートレインを思い出した。あちらは電車だったけど。


産業革命時の石炭運搬機関車だったそうだ

その後はお昼にアフターヌーンティを食べた湖畔のホテルに戻ってチェックイン。オールド・イングランドと名乗るだけあって部屋には電話が無い、でもWiFiはある。エアコンも無い、でも扇風機はある、てな調子。ただ部屋は広いし水回り関係も新しくて綺麗。バスタブもあるが別のシャワーブースもある。古くても昨日のホリデーインよりは遙かにスーペリアだった。ホテルで扇風機というのが妙に新鮮だ。


ホテルの裏通りが雰囲気がある

******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  英国庭園
イタリア語  giardino inglese
(ジャルディーノ イングレーゼ)
 スペイン語 jardín inglés
(ハルディン ニングレス)
 ポルトガル語 jardim inglês
(ジャルジム イングレス)
 フランス語 jardin anglais
(ジャルダン オングレ)

english garden

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