*** テキトー絵日記 ***

2025/07/02(水)

イギリス旅行4日目

チェスター大聖堂 by ZV-1

ホテルを出て国立公園でもある世界遺産の湖水地方を離れ、リバプールに向けて南下する。昨日イングランドに入ってからの車窓は延々と続く牧草地が特徴的で、そこの主役は牛ならぬ羊。つまり一大羊毛産地なのだった。英国ウールの伝統はこの辺りが支えているのだな。


農業より牧畜のほうが儲かるからだそうだ

さて到着したリバプールは街中がビートルズ一色だった。元々が奴隷貿易で栄えた港町なのだが、帆船から蒸気船になるにつれて、船溜まりが蒸気船に向いてないことから人口が半分にまで衰退した。なので低所得の労働者が多い。そんな中、この町から世界的スターが生まれた訳で、その経済的な恩恵は計り知れない。


今は廃れたリヴァプールのドック

もうどこを見てもビートルズ。雑貨、絵画、写真、土産物といったグッズ系からカフェやレストランに至るまでビートルズ。彼らが活動を始めたマシューストリートではビートルズ以外のものが無いほど。実際にデビューしたキャバーンクラブはステージなど当時のままにして、それを見たい人から入場料を取っている。

ボクとしてはそれほどビートルズに思い入れが無いので、1964年当時の白黒の絵はがきを1枚買っただけ。この年に日本でのデビューアルバムを買ったので、その記念として。当時の内容はロックンロールだ。

昼食後は40分ほどバスで走って中世の城塞都市チェスターに向かった。ここは2000年前にローマ人によって造られた町で、城壁で囲まれた旧市街が人気だが、なんと言っても中心部に建つチェスター大聖堂が素晴らしい。

英国はカトリックでもなくプロテスタントでもない英国国教会なのだけど、その影響からか大聖堂も16世紀の創建から増築を繰り返しているので非常に複雑な形をしている。

なので中に入ると順路なども無くまるで迷路のようだ。祭壇もいくつもあり、途中のステンドグラスがとても素敵だ。天井のリブヴォールトも見事で感心することしきり。彩色されたリブヴォールトは初めて見た。

チェスター観光の後は200km南のコッツウォルズ地方に入り、今夜はマナーハウスに宿泊する。マナー(manor)とは中世ヨーロッパにおける荘園のことで、その領主の邸宅を意味する。今夜のマナーハウスは、広い庭園にクリケット場やゴルフ場なども併設しており、現在はヒルトン系のホテルとして利用されている。ちなみに、ここもエアコンは無く扇風機だった。外の空気はヒンヤリしていたので、窓を開け扇風機を回して過ごした。


チェスター中心部の木陰

******** 覚えたい語句の自分用MEMO *******

  大聖堂
イタリア語  Cattedrale
(カッテドゥラーレ)
 スペイン語 Catedral
(カテドラル)
 ポルトガル語 Catedral
(カテドラウ)
 フランス語 Cathédrale
(キャテドハル)

Cathedral

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