*** テキトー日記 (99/10/07) ***

LPファイル化計画(1)

やっと時間が取れて例の電話で頼んであったDENONの安いレコードプレーヤーを取りに行くことができた。いやなに、そんなに多忙という意味ではなくて、単にボクが年中無休のショップをやっててアチラさんもお店だからなかなか時間の都合が合わないというだけなんだけどね。

まずは久しぶりに持ってみたレコードプレーヤーの印象。

か、軽い!めちゃくちゃ軽い。オモチャみたいな軽さである。いちおうターンテーブルはアルミダイキャストということなんだけど、なんだこれ? こんなに軽いレコードプレーヤーは初めてである。ちょっと不安になってしまう程の軽さ。さすがは14,800円。

一見は立派そうなんだけどね〜部品簡素化してあるだろうから、きっとダイレクトドライブだろうと思っていたら、実際はベルトドライブだった。それもこんな頼りなさそうなゴムヒモみたいなベルトでいいのかぁ?てな感じ。ピックアップのアームももうホント、オモチャか?と思えてしまうんだよねえ。元々愛用していたのもDENONのプレーヤーだったから余計比べちゃうんだけど、あっちはれっきとした単体コンポで値段も10万円くらいしたから比べる方がいけないのだろうな。だけど他にレコードプレーヤーの記憶があまり無いものだからつい比較しちゃって、それでなんだかものすごーく頼りなく感じてしまう。

さて頼んであったのはこのプレーヤー本体と、パソコンのサウンドカードに繋ぐステレオミニプラグとの変換ケーブルだったんだけど、なんとなんと、このプレーヤーにはそのケーブルがちゃんと付属品で付いてくる。これはオーディオショップでも知らなかったらしい。このケーブルとプラグを手元に置いておいてもあんまし使い道は思い浮かばないので電話してすぐに返品してもらいに行った。クルマで往復30分ほど。

それからセッティングにかかったんだけど、なにセッティングったって大してすることもなく、とにかく付属のケーブルを使ってパソコンのライン入力に突っ込み、そのままなにもせずにレコードをかけてみる。

ををを!スピーカーから音が出た!なんだこうなるとパソコンてのは単なるアンプだな。いや違うぞ。アンプ付きスピーカーなんだから、PCは単なる入力セレクターみたいなもんであるな。でその音はっていうと、バックガラウンドに小さくブィ〜〜ンとハムノイズが入っている。わーーー、ガックシ。

しかしここで諦めない。ケーブルからはアース線も出ているのでこいつに手を触れてみると、。 を! わずかだか音に変化があある。よしよし、んではこれを金属ラックにセロテープで留めてみる。--あんまし変化はない。

をいをい、頼むよ〜と言いながら(実際にそう言ったのだ)ケーブルを探っていると「ザザザザ」とノイズが入る。ははーん、ミニジャックの接触か! でサウンドカードの入力プラグ受けをいぢってみたら、ある瞬間に見事に綺麗な音になった。なったなったなった!!! 要はこの金具部分の接触がルーズなのだ。安物のサウンドカードはこうしたところにもその影響があるもんなんだなあ、まるでAGPスロットのシビアさみたい。わはははは

で、せっかくなのでエラとジョー・パスのデュエット・アゲインのアルバムを聴いてみる。ふむふむと聴いてるうちにだんだんとゴキゲンになり、ただ聴いてるだけでこの日のファイル化計画は終わった。残りは明日だ。残業?した職場を後に自宅に帰る。

つづく

戻る